令和２年　年末調整のポイント≪給与所得者、給与事務担当者等に必要な情報が届くように≫

昨年と比べて変わった点
「平成30 年度税制改正」で令和２年分以後の所得税について適用分の概要

１ 給与所得控除に関する改正
２ 基礎控除及び所得金額調整控除に関する改正
（1） 基礎控除の改正
（2） 子ども・特別障害者等を有する者等の所得金額調整控除の創設
（3）「給与所得者の基礎控除申告書」及び「所得金額調整控除申告書」の新設
（4）源泉徴収簿の様式変更
（5）「令和２年分の扶養控除額及び障害者等の控除額の合計額の早見表」の変更
（6）基礎控除申告書、所得金額調整控除申告書への記入と内容の確認等
３ 各種所得控除等を受けるための扶養親族等の合計所得金額要件等の改正
４ ひとり親控除及び寡婦（寡夫）控除に関する改正
（1）未婚のひとり親に対する税制上の措置
（2）寡婦（寡夫）控除の見直し
（3）令和２年分の年末調整の際の申告
（4）令和２年分の源泉徴収簿の記載
５ 年末調整関係手続の電子化
６ e-Tax 又は光ディスク等による提出義務基準の引下げ
【参考】令和２年１０月からの年末調整手続の電子化に向けた取組について
　　　　令和２年分年末調整で各種控除を受けるための申告と税額計算の流れ
　　　　令和２年分年末調整のための人的所得控除等の要件と控除額の概要
　
令和２年分の年末調整等での留意事項
１ 「年末調整のしかた」Ｑ＆Ａ追加分等
２ （特定増改築等）住宅借入金等特別控除申告書の受理と内容の確認
３ 非居住者である親族について扶養控除等の適用を受ける者への周知
４ 新型コロナウイルス感染症等の影響に関連して国等から支給される主な助成金等の課税関係（例示）
５ 令和３年分の給与の源泉徴収事務
（1） 令和３年から変わる事項
（2）マイナンバー（個人番号）の提供を受ける場合の本人確認

その他のポイント
１ 年末調整の対象となる人ならない人
２ 年末調整を行う時
３ 年末調整の対象給与と徴収税額の集計に当たっての注意事項
４ 過納額の還付と不足額の徴収
５ 年末調整後に給与の追加払や扶養親族等の異動があった場合の再調整

給与所得者向け情報：給与についての源泉徴収と年末調整
１ 「居住者」及び「非居住者」の区分と源泉徴収
２ 月々の源泉徴収
３ 年末調整
４ 租税条約による特例

年末調整の各種情報について＜国税庁ＨＰ＞
給与についての源泉徴収制度全般
年末調整に関する申告書の記載要領等
年末調整に関する参考情報
※【別紙】「令和２年分年末調整のしかた」のうち、各給与所得者への情報
出典国税庁：令和2 年分年末調整のしかた（令和2 年9 月）
：令和2 年度所得税の改正のあらまし（令和2 年5 月）
（上記以外の出典は、本文中に個別に記載している。なお、本資料は令和２年９月末現在の情報を基にしている。）

解説／税理士　阿瀬 薫